業界について調べよう
製造業ってどんな業界?
輸入製品が多くなった現在でも、食料品や洋服、家電、自動車など生活必需品の多くが日本各地の工場で製造されています。『製造業』のおかけで、私たちの日々の暮らしは成り立っているといえるでしょう。製造作業は大まかに「製造(組立)」「加工」「点検」「軽作業(梱包)」「生産管理」という5つの工程から成り立っていることが多いといえます。

どんな仕事があるの?

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- 機械製造(自動車・家電製品など)
- 自動車や家電製品など、日常生活に欠かせない機械を製作します。仕事の内容は、製品の企画・研究、各パーツの組立・加工、完成品の点検・検査、商品の梱包・出荷などの工程があります。
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- 食料品
- コンビニの弁当から缶詰などの食べ物や、酒や清涼飲料水などの飲み物などさまざまな種類の食品工場があります。食品によってはある程度の調理・加工技術が必要とされる職場もあります。
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- 印刷会社
- 世の中のあらゆる印刷物を製造しているのが印刷会社です。冊子、ポスターなど紙の印刷のほか、ガラス、プラスチックなどさまざまな素材への特殊印刷も行います。大きな印刷機を扱うには熟練した技術が必要です。
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- 鉄鋼製造
- 鉄鉱石や石炭などから鉄鋼製品を製造します。鉄鋼製品には、製鉄所で生産される基本的な鋼材(棒鋼、線材、厚板など)である一次製品と、一次製品を原料にして作られる二次製品(形鋼、鋼板、鋼管など)があり、二次製品は様々な機械製品に活用されています。
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- 衣料品
- 洋服を中心とした衣料品の企画・製作を行います。かつては自社の工場で生産していましたが現在では細分化しており、様々な会社や職人が製作に関わっています。近年では企画・製造に加え小売を行っている業者も出てきています。
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- 医薬品
- 錠剤や散剤といった医薬品を製造します。工程は、原薬を作る「原薬製造」、原薬から医薬品にする「製剤」、医薬品を包装する「梱包」に大別されています。医薬品の製造は法律で規制されおり、「医薬品製造業許可」と「医薬品製造販売業許可」の取得が必要です。