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建築ってどんな業界?
住宅や施設などをつくる建築業、道路や橋などをつくる道路工事業、庭園や緑地の築造などを行う造園工事業などが、『建設業』に分類される業種となります。最近は作業従事者の高齢化が進んでおり、建設業界の活性化には若い世代の雇用増加が必至となります。したがって多くの企業で、労働時間、条件、給与水準などの改善が進められ、働きやすい環境を作る努力がなされています。

どんな仕事があるの?

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- 大工
- 木材を用いた建造物の骨格となる柱、梁、天井、床などを創ることが主な仕事です。工程は、素材を必要な大きさにする加工と、加工された素材を接合する組み立てに大別されます。
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- 鉄筋工
- マンションやビルを始めとする鉄筋コンクリート構造物の骨組みとなる鉄筋部分を創ることが主な仕事です。大工と同様、こちらも工程は、加工と組み立てに大別されます。
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- 内装工
- 床、天井、壁といった建物の内装を仕上げる仕事です。クロス張りやサッシの設置など、内容によって作業が専門的になるので、それぞれの専門の職人が担当しますが、様々な作業をこなす多能工も存在します。
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- 施工管理
- 工事が安全かつ円滑に進行するように現場を管理する仕事です。スケジュールを調整する「工程管理」、品質を担保する「品質管理」、作業環境を整える「安全管理」など業務は多岐にわたります。
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- 塗装工
- 塗装工は、建物や素材を美しく見せるほか、水分の侵入を防いだり紫外線から守ったりするさまざまな塗料を使い分け、塗装を施す仕事です。また道路のラインを塗装する作業などもあります。
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- とび職人
- 高所作業のエキスパート。建設作業に必要な足場を組むことが仕事です。高層ビル建設のときに必要なタワークレーンの組み立て、さらにビルの鉄骨を組み上げるのもとび職の仕事です。
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- 左官
- 左官は、建築工事においてコテという道具を使って内装を塗る職人です。タイルを貼ったり、レンガ・ブロックを積んだり、コンクリートの床仕上げなども行います。
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- 造園業者
- 樹木の植え付けや管理をはじめ、フェンス、石の設置、エクステリア全般の作業を行うのが造園業者です。国家資格の造園技能士を取得すれば、造園技術のエキスパートとして認められます。